2015年06月08日

虚像と言えば

銀行のATMだけが並んでいる建物に入ると自動ドアが開き、
電子音声で「いらっしゃいませ」という音声が聞こえる。
ズラッと並んだ機械の前に立ち、引き出したり、送金したりして
出ようとすると、
「ありがとうございました」という音声に見送られる格好になる。
これではあまりに殺伐としていると思うが、
人件費削減など、世の中のニーズがそのようになっているせいもあり、
今となっては当然の風景だとも思う張琛中醫
そんなところに「案内嬢」を配する計画があるという。
と言っても、実際の人ではなく、
3D のホログラム画像を空間に浮かび上がらせるもの。
ホログラムは、平面の中に3D空間をつくる画像で、
我々の身近にあるもので言えば、
一万円札やユーロ紙幣などに小さく使われている立体に見える画像。
さらに、その技術を応用すると、
等身大の人間を3D 動画として浮かび上がらせることも可能となる。
その受付嬢の立体画像に向かって質問したり、答えたりという事になる。
虚像と実像が混在する、まるでSFの世界とも言える。
虚像と言えば、
現在を生きていても多くのウソの画像にぶち当たる。
たとえば、テレビコマーシャルで、
コーヒーフレッシュをコーヒーに注ぐと、
カップの中で渦を描きながら溶けていく映像が流れる。
溶けていく、そのラインが美しく見える。
だけども、実際にコーヒーフレッシュ注いでみると
直ぐさま溶けてミルク色に変わるだけ。
あの画像は、コーヒーではなく醤油に注いでいるという話がある。
また、料理の写真に暖かそうな湯気が上がって、
いかにも美味しそうに見えるものがある。
これも、本当の湯気ではなく、ドライアイスを吹き付けて
それらしく見せている。
こんなモノを挙げるときりがない。
遠い未来の世界ではなく、
もうすでに、実像に如新nuskin產品見せかけられた虚像に囲まれながら、
我々は生きている?

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Posted by oudasi at 11:33│Comments(0)ps
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